ウクライナ南部のダム決壊についてゼレンスキー大統領は、特に下流のロシア側支配地域が壊滅的だとして、国際機関に支援を訴えました。
あたり一面、水に浸かった数々の家。
決壊したダムがある南部へルソン州では、家に取り残された人々の救助活動が続いています。
住民
「水を頼みました」
支援物資の配給では、ドローンで届けられた水を受け取る人の姿も見られました。
こうした状況下でも、砲撃のような轟音が響きます。
非常事態庁によりますと、ウクライナが支配する地域だけで2600以上の住宅が浸水していて、衛星写真では被害の甚大さがわかります。
被災しているのは人だけではありません。冠水した道路を泳ぐイヌや、取り残されたネコなど、動物への被害も生じています。
特にロシア側支配地域で洪水の被害が大きいとみられ、ウクライナメディアは3人が死亡したと報じました。
ゼレンスキー大統領は壊滅的な状況だと指摘しています。
ウクライナ ゼレンスキー大統領
「占領者はこのひどい状況にある人々を見捨てている。彼らは救助もなく、水もなく、浸水した地域の家の屋根の上に取り残されている」
また、「国際機関が直ちに救助活動に参加し、人々を救うことが必要」などとして、国際社会に対し一刻も早い支援を訴えました。
こうしたなか、トルコ大統領府によりますと、エルドアン大統領がゼレンスキー大統領、ロシアのプーチン大統領と相次いで電話会談。ダム決壊の原因究明に向け、ウクライナとロシアの専門家や国連・トルコを含む、調査委員会の設置を双方に提案しました。
トルコ エルドアン大統領
「和平実現に向けて、必要な努力を続ける決意がある」
また、ロシアのプーチン大統領に対しては、「疑問の余地が残らない包括的な調査が重要だ」と強調したということです。
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