外国人の長期収容のあり方などを見直す入管法の改正案が、きょう参議院の法務委員会で採決されます。野党側は反発していますが、政府・与党側は委員会での可決を経て、あす行われる本会議で成立させる構えです。

入管法改正案をめぐっては、立憲民主党が「難民申請に関わる様々な課題が解決したとは言えない。もっと審議を尽くすべき」などとして、法務委員長の解任決議案や斎藤法務大臣の問責決議案を提出。

改正案の成立を阻止するための抵抗を続けていましたが、与党側はきょう行われる法務委員会での採決を決めました。

改正案の審議が最終盤を迎えるなか、大阪入管の医師が酒に酔った状態で収容者を診察した疑いも出るなど、入管をめぐる問題が続出していますが、政府・与党側は、きょう委員会で可決し、あすの本会議で法案を成立させる構えです。