インターハイへの切符をかけた県高校総体は、5日各競技で熱戦が繰り広げられました。バレーボール競技では春の大会で高校日本一に輝いた女子・古川学園が頂点に。新1年生メンバーの活躍が光りました。

春の選手権大会で23大会ぶりに全国制覇を成し遂げた古川学園女子。1年生を加えた新チームで再び日本一を目指します。

県総体の決勝は聖和学園との対戦。立ち上がり硬さがみられた古川に対し、先にリズムを掴んだ聖和が一時5ポイントをリードします。しかし、ここから古川が攻撃力を発揮。柱となる3年生、今選手を中心にたたみかけ、何と14連続ポイントと一気に形成逆転!第1セットを先取します。

続く第2セットは聖和も意地をみせました。しかし、最後は振り切った古川、結果、県総体は優勝まで全てストレート勝ちと底力を見せインターハイへ弾みをつけました。

古川学園 照井莉子主将:
「自分たちは春高優勝のメンバーからがらっと変わって、まだ何も勝っていなかったので、しっかり全国大会でもチャレンジャーとして日本一を目指してやっていきます」

特に目立ったのが1年生の活躍でした。鋭いサーブは澁谷選手。ネット前には183センチの長身ブロッカー、中川選手が存在感を発揮しました。さらに攻撃ではパワーとセンスが光る三浦選手など、いずれも伸びしろ充分の1年生ルーキー。新戦力が数多く入り全国制覇を目指す古川学園女子バレー部。インターハイは7月、北海道で開催されます。

古川学園 澁谷美穂選手(1年):
「苦しいトスをもっと打ち切れるような選手になるために、辛い所をコンビでつなげられるような練習をしていきたい。インターハイでも、北海道で躍動していきたい」

なお、バレーボール男子は東北高校が2連覇を達成しています。