中国で民主化運動が弾圧された「天安門事件」から34年となった4日、香港で、事件への追悼の意を示したとみられる市民1人が逮捕され、23人が連行されたと現地メディアが報じました。
香港メディアによりますと、天安門事件から34年となる4日、警察は職務質問に応じなかったとして53歳の女性を逮捕したほか、社会の安定を乱す行為があったとして、23人を連行したということです。
JNNは4日、かつて天安門事件の犠牲者の追悼集会が行われていた公園で少なくとも2人が連行されるのを確認。周辺にいた人によりますと、うち1人は携帯電話のディスプレイに追悼の意を示す、ろうそくの画像がうつっていたということです。
香港での追悼集会は、おととしと去年は新型コロナの感染拡大を理由に当局が開催を許可しませんでした。
今年は新型コロナの規制が撤廃されたものの、追悼集会は行われず、国家安全維持法によって反政府的と見なされた言動への取り締まりが強化されたためとみられます。
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