4日まで大阪で行われた陸上の日本選手権で、高知県香美市の“臨床工学技士スプリンター”松林玲佳(まつばやし・れいか)選手が、女子200mで6位に入賞しました。松林選手は、高知高須病院で臨床工学技士として働きながら、社会人クラブチーム「MMG」で競技に取り組んでいます。

高知を拠点に社会人になってから実力を伸ばし、今回、陸上の日本選手権に初出場していました。100mと200mに出場した松林選手。大会前は「全国の舞台で決勝に進出したい」と話していましたが、初日の100mは予選落ちしてしまいます。
(松林玲佳 選手)
「100mは初日で緊張感・プレッシャーがすごくある中で走ったので、なかなか自分の走りをするのが難しかった」

「自分のレースをしよう」と気持ちを切り替えて挑んだ3日目の女子200m。上位2人が決勝に進める予選で、最後の最後に1人をかわし2位でフィニッシュ。目標にしていた決勝進出を決めます。

予選後にはクレープを食べてエネルギーを注入!そして迎えた、4日の決勝。一番外側のレーンから良いスタートを決めると、トップレベルの選手に引けを取らない走りを展開。自己ベスト、そして自身が持つ県記録を更新する23秒93をマークし、6位入賞を果たしました。

(松林玲佳 選手)
「決勝は正直、緊張もなく『自分の走りがしっかりできたな』という思いと、思った以上にトップの選手は速かったです。(1位は)日本歴代3位の記録だったので『こんなに速いんだ』と衝撃を受けました」
初めての決勝の舞台でトップレベルの速さを体感した松林選手。ちなみに、5日は朝から仕事でした。
(松林玲佳 選手)
「きのう…きょうの0時くらいに(高知に)帰って来て、きょう7時半から仕事です。あんま寝られてない…眠たいな~と思いながら…(笑)」

「高知の社会人スプリンター」として全国トップレベルに成長した松林選手、早くも次を見据えます。
(松林玲佳 選手)
「100mでは自己ベストを更新できていないので、そこで自己ベストを更新したい。次、大きな試合は全日本実業団になるので、そこで100mの決勝に残りたい」















