
殺害された鳥羽信介さんの父 和郎さん:
1審、2審と死刑判決で今回もちゃんとそれを認めていただいてありがたいと思います。
今日も検事さんにお話したのですが、保険金殺人ですと言われても親としてはちょっと承服できないところがありまして、なんでうちの息子なのかなってとこは一番聞きたかったのですが、(岩間俊彦被告)本人が全く無罪で言ってるものですから理由も聞くことができないので、その辺がちょっと僕としては納得いかないところもあるんですけど、1審、2審を支持していただいたことは本当にありがたかったと思っています。
記者:今回の裁判で岩間被告から真実が語られず終わった事については

和郎さん:
それが一番なんですよね、なぜ息子だったのかというのが一番聞きたかったのですが、死刑制度が…嫌だとか廃止とかという気持ちはないが(理由を聞く)その前に死刑にされたら何のために息子が殺されたのかわからないままで、今日判決が保険金殺人だとそれはわかりますけども、それ以上に何か恨みとか何か心情的なものがあったのではないかということが親としては聞きたかったので、それだけはちょっと残念というのは変ですけども思っています。
記者:息子さんへの想いは…
和郎さん:
息子は帰ってきませんし、僕らも前向きに生きていくしかないものですから息子の分以上に家族も一生懸命生きていければいいと今思っております。