6月4日(日)

土曜日に続き、満員のマツダスタジアム。ソフトバンクの先発は、2020年までカープに在籍していた 藤井皓哉 。その藤井を1回からカープが攻めます。

2番・矢野雅哉 が、初球から積極的に打ちに行き、ヒットで出塁します。

天谷宗一郎 さん
「2番に入って、さらに躍動感が増しています」

そして、3番・秋山翔吾 の打席で矢野は足で仕掛けます。積極的な盗塁が相手のミスを誘い、そのまま3塁へ。矢野はうれしいプロ初盗塁。機動力でチャンスを演出します。

この先制のチャンスで秋山は、センター前に運び、先制します。

天谷宗一郎 さん
「落ちるフォークボールがインコースに来ているんですけれども、強引にならず、方向性というのをしっかり出しています。1点を取るバッティング、さすがです」

一方、投げては先発・アンダーソン 。毎回のように三振を奪い、ノーヒットピッチングを続けます。ところが4回、足がつるアクシデント。5回もマウンドに上がりますが、86球で交代となります。

天谷宗一郎 さん
「そうですね。だからこそ、ちょっともったいなかったです。投げる以外で心配事があるっていうのは、次の課題なのかなと思います」

6回のマウンドに立ったのは、栗林良吏 。高く弾んだ打球が太陽に重なってしまい、すぐに捕球できず、内野安打に。ランナーを背負うと、この回、3本のタイムリーを打たれてしまいます。

2点を追う展開になったその裏の攻撃。相手ピッチャーの制球が乱れ、満塁と一打逆転のチャンスを迎えます。ここで 林晃汰 に代わって打席に立つのは、チャンスに強い 上本崇司 。「晃汰のくやしい思いを乗せて、打つことができた」とうまくチェンジアップをとらえ、タイムリーヒット。1点差とします。

天谷宗一郎 さん
「今のコメントに全て出ています。上本選手の人柄というのが」

しかし、反撃もここまで。あと1点が遠かったカープは、8年ぶりのソフトバンク戦勝ち越しとはなりませんでした。

天谷宗一郎 さん
「6日からファイターズ戦、やっぱりビッグイニングを作ってほしいなと思います」

石田充 アナウンサー
「なんとか小技を使いながらコツコツという点の取り方ができて、接戦にはなった3試合だったと思うんですが」

天谷宗一郎 さん
「やっぱりビッグイニングで一気にカープに流れを持ち込んでくるような攻撃に期待したいなと思います。(キーマンは)1番・2番じゃないですか。1・2番がしっかりと(塁に)出る。そして、クリーンナップがしっかり返す。まあ、全員です」

石田充 アナウンサー
「DH制も考えると打線のつながり、野手全員になります。6日からはエスコンフィールドHOKKAIDOでファイターズ戦です」