トラック運転手の不足が懸念される「2024年問題」に対応するため、三井不動産は配送の効率化などを目指した最新の物流施設を公開しました。

物流業界では、来年4月からトラックドライバーの時間外労働の規制が強化されるため、人手不足や輸送量の減少が懸念される「2024年問題」への対応を各企業が急いでいます。

こうした中…

記者
「こちらの物流センターには、およそ1万7000個の商品が置かれていますが、商品を取り出しているのはロボットです」

三井不動産が公開したのは、通販サイトの拠点として開設した最新の物流施設。ロボットの活用や自動化などで1日あたりの最大出荷量は2倍以上に増加。トラックの到着時間を事前に予約するシステムの導入により、ドライバーが積み降ろしの順番を待つ「荷待ち」の時間を大幅に削減できるとしています。

さらに、トラック1台あたりの荷物の積載率が40%以下に留まっている課題に対応するため、他のネット通販事業者にも施設の共同利用を提案する方針です。