福島地方裁判所に5月20日に着任した加藤亮(かとう・りょう)所長(62)が、5日、会見を行いました。

加藤所長は、宮城県仙台市出身、中央大学法学部卒業、1988年に司法修習生。これまでに福島地裁判事、東京高裁判事、青森地家裁所長などを歴任し、おもに刑事裁判を担当しました。

会見で加藤所長は、「価値観が多様化することで紛争もますます複雑かつ多様化している。新型コロナウイルスが5類に移行したことで、生活様式や、事件そのものがどのような影響を受けるのか注視する必要がある。裁判所も世の中の動きに応じて紛争解決機能として発揮できるように展開していきたい」と抱負を述べました。