■バレーボールネーションズリーグ2023 女子予選ラウンド第1週名古屋大会(4日、日本ガイシホール)
名古屋大会最終日の4日、日本(世界ランク7位)は4戦目で中国(同5位)と対戦。0-3のストレートで敗れ、日本ガイシホール(名古屋市)での戦いを3勝1敗で終えた。
第1セット、日本は中国にサーブレシーブを返され、身長202cmのエン・シンゲツらミドルブロッカーのクイックを止められない苦しい立ち上がりとなった。4-10とされた後、古賀紗理那主将(27)のバックアタックや荒木彩花(21)のクイックなどで12-15と食い下がるが、192cmのサウスポーエース、リ・エイエイらに決められて再び点差を広げられる。日本は井上愛里沙(28)に代えて田中瑞稀(27)を送り込むと、さらに二枚替えも試みたが及ばず、このセットを落とした。
田中がそのまま残って始まった第2セット、日本は狙いを持ったサーブが機能し始める。古賀や荒木がサービスエースを奪うと、田中は前衛で連続してスパイクを決め、16-8と大きくリードした。その後、古賀が右目に相手スパイクを受けて騒然となるが、大事には至らずプレーを続行。温かい拍手が会場を包んだ。しかし中国のブロックやクイックでじわじわと点差を詰められ、ついに22-22で追いつかれると、最後は25-26からサービスエースを許し、このセットも失った。
第3セットはさらに田中に代え、ジャンプサーブが持ち味の和田由紀子(21)を古賀の対角で起用。ディフェンスをこなしつつ、レフトからの強打やライトからのバックアタックで得点した。前後に打ち分けるサーブで揺さぶりをかける日本は、入澤まい(24)や古賀がサービスエースを奪ったほか、リベロ西村弥菜美(23)らのつなぎでも健闘。25点を超えて競り合ったが、最後はブロックと強打を決められて、惜しくもセットを失い、今大会初黒星を喫した。
■バレーボールネーションズリーグ2023女子予選ラウンド第1週名古屋大会
日本(世界ランク7位) 0-3 中国(世界ランク5位)
(18-25, 25-27, 25-27)
■日本の第1セットスターティングメンバー
主将・古賀紗理那、井上愛里沙、入澤まい、関菜々巳(23)、林琴奈(23)、荒木彩花、リベロ西村弥菜美
今大会は、出場16ヵ国が1週ごとに8チームずつ2組に分かれて各週4試合(計12試合)の予選ラウンドを戦い、上位8チームがトーナメント形式のファイナルラウンドに進出。日本は次戦、現地6月13日に予選ラウンド第2週ブラジル大会の初戦で世界ランク3位のセルビアと対戦する。※世界ランキングは試合前時点














