アメリカ政府高官はロシアとの間の核軍縮の枠組み「新START」が期限切れとなる2026年以降の新たな枠組み創設に向けてロシア側と協議を行う用意があると明らかにしました。

サリバン大統領補佐官
「アメリカは核リスクを管理し2026年以降の軍縮の枠組みを構築するために、ロシアと今すぐ協議する用意がある」

国家安全保障問題を担当するアメリカのサリバン大統領補佐官は2日、「新START」が期限切れとなる2026年以降の核軍縮の枠組みについてロシア側と協議を行う用意ができていると話しました。

ただ、新STARTはロシアが一方的に履行を停止し、アメリカも1日、ロシア側に伝える情報をさらに制限するなど対抗措置をとっていて、事実上、形骸化しています。

また、サリバン補佐官は中国の核ミサイル開発についても懸念を示し、中国とも核軍縮の交渉に無条件で応じる用意があることを改めて表明しました。