■バレーボール ネーションズリーグ2023女子予選ラウンド第1週名古屋大会
大会4日目の2日、日本(世界ランク6位)は2戦目でクロアチア(同30位)と対戦。日本ガイシホール(名古屋市)を舞台に3-0で勝利を飾った。
クロアチアを率いるのは、かつて日本代表のコーチを務めたことがあるフェルハト・アクバス監督。そのクロアチアは立ち上がりでややミスが目立ち、リードを奪った日本は、林琴奈(23)がキレのある攻撃を決めて点差を広げた。その後も井上愛里沙(28)や古賀紗理那主将(27)が硬軟織り交ぜた攻撃で得点を重ねると、松井珠己(25)や和田由紀子(21)もコートへ。クロアチアの追い上げをかわし、荒木彩花(21)が25点目を決めてセット先取に成功した。
第2セットは一転して序盤から競り合いが続く。中盤まで一進一退の展開だったが、14-15からブロックで同点にすると、第1セットの途中から出場していた島村春世(31)のブロード攻撃や、古賀主将の得点が次々と決まって一気に21-15と形勢逆転。林やリベロ西村弥菜美(23)のレシーブに関菜々巳(23)のトスワークも光り、リズムを手にした日本はそのまま押し切ってセットを連取し、勝利に王手をかけた。
第3セットはスタートからリベロに途中出場の小島満菜美(28)が入り、この日24歳の誕生日を迎えた入澤まいがコートに戻ると、ブロック・スパイクで存在感を発揮した。チャンスボールからは林の時間差攻撃や古賀主将の高速バックアタックで得点を重ね、少しずつリードを奪うとセット後半には横田真未(25)や西川有喜(22)、田中瑞稀(27)らがコートに送り込まれた。その後はクロアチアのブロックに阻まれて追い上げを許したものの、最後はラリーから井上が25点目を決めてストレート勝利。14人全員がコートに立って、開幕2連勝を飾った。
■バレーボールネーションズリーグ2023女子予選ラウンド第1週名古屋大会
日本(世界ランク6位) 3-0 クロアチア(世界ランク30位)
(25-17, 25-19, 25-20)
■日本の第1セットスターティングメンバー
主将・古賀紗理那、井上愛里沙、入澤まい、関菜々巳、林琴奈、荒木彩花、リベロ西村弥菜美
今大会は、出場16ヵ国が1週ごとに8チームずつ2組に分かれて各週4試合(計12試合)の予選ラウンドを戦い、上位8チームがトーナメント形式のファイナルラウンドに進出する。
日本は次戦、6月3日に予選ラウンド第3戦で世界ランク15位のブルガリアと対戦する。
※世界ランキングは試合前時点