「ヨーロッパ政治共同体」の会合に、予告なしで出席したウクライナのゼレンスキー大統領は「戦闘機の供与が早期の平和をもたらす」などと、戦闘機の重要性をあらためて訴えました。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「防空システムや戦闘機の供与が、早期の平和をもたらす」

ウクライナに隣接するモルドバで開かれた会合で、ゼレンスキー大統領は軍事支援の強化を求めたほか、NATO=北大西洋条約機構や、EU=ヨーロッパ連合への加盟に向けた動きを前進させたい考えを強調しました。

また、ノルウェーで開かれたNATO外相会合でストルテンベルグ事務総長は「戦争終結時に、将来のウクライナの安全を保証する確実な取り決めを作ることが必要」だとしています。

一方、AP通信によりますと、南アフリカの国際関係・協力相は“8月の新興5か国=BRICSの首脳会議に、ロシアのプーチン大統領を招待した”と明らかにしました。

プーチン氏をめぐっては、ICC=国際刑事裁判所が逮捕状を出していて、ICCに加盟する南アフリカを訪れた場合、逮捕しなければなりませんが、南アフリカ政府は首脳会議の参加者全員に司法権の適用を免除する考えです。