SSK佐世保重工業の2023年3月期の決算は、主力の修繕船事業が好調だったことから2期連続の黒字となりました。
2023年3月期のSSKの決算は、売上高がおよそ122億円で前年より73億円ほど減少しましたが、当期純利益は8億円あまりと大幅に増え2期連続の黒字となりました。
2022年1月に新造船事業を休止したSSKでは新船建造に使っていた大型ドックを修繕用に改修するなど修繕船事業を強化したことでクルーズ客船など大型船舶の工事稼働率が大幅に向上しました。
一方、構内では広い範囲にわたって工場の取り壊しを進めています。
これは、ブロック組立てなど新造船関連の工場が不要になったうえ老朽化していたことから一旦更地にすることにしたものです。
SSKによりますと、工場の取り壊しは今年度いっぱい続く予定で、新たに工場を建てるかなど今後の活用策は未定だということです。