◆“密航者”の捜索訓練

この日は、密航者が日章丸船内に隠れていることを想定した捜索訓練も実施された。


捜索する梅田機関士「(Q制限時間は?)20分」

捜索する乗組員に与えられた時間は20分間。制限時間内に密航者役の山田機関士を見つけることはできるのか。

◆定期的に訓練実施

制限時間内に発見できず・・・

乗組員「“海賊”が来たよ」
山田機関士「隠れていたのは船尾のプロペラ近く」
瀬戸口機関士「もうちょっとやったな、近くまで行ったのに。まさか、その奥におるとは思わんもんな」
梅田機関士「場所はわかるんですけど、想像もつかなかった」
“密航者役”山田機関士「ちょっと一瞬、誰か来たときはヒヤッとしました」

松本船長「結果はともかく、まだまだ訓練が必要なのかなと思っています。できるだけ回数を重ねて、少しでも全体的なレベルを上げていくようにしていく必要がまだまだあるなと。事故災害は基本的には、シチュエーションを選んでくれないので、特に海がしけている状態のときに事故とか災害とかは起こり得るので、どういう状態でもできるような訓練をしていく必要がある」