鳥取の夏の味覚・スイカ。スイカの名産地、鳥取県北栄町では大雨への警戒感が高まっています。

記者 土江諒
「北栄町のこちらの畑では、私の顔より小さな小玉スイカがあちらこちらで実っています。」

小玉スイカ「ピノ・ガール」。糖度は全国で人気を誇る大栄西瓜に匹敵します。

出荷の最盛期を迎えていますが。

スイカ農家 平田政さん
「根腐れを起こしてしまったり、水に浸かってスイカ自体も品質が良くなくなったりだとか。次々と台風が発生すると心配にはなる。」

おととしにはスイカの名産地・北栄町ではため池が決壊し、人の被害はなかったものの、ハウスが押しつぶされるなどの被害が出ています。

北栄町産業振興課 矢積大輔さん
「ため池監視システムのカメラです。」

ため池の決壊による被害を防ごうと県が町内11カ所に設置したの「ため池監視システム」。スマートフォンなどからため池の画像や水位を確認できます。

北栄町産業振興課 矢積大輔さん
「住民の皆さんにも使ってもらって水位の確認をしてもらって、早めの避難につながればと考えています。」

梅雨入り早々にやってくる台風と大雨。人への被害はもちろん、初夏の鳥取の味覚へ影響も心配されます。