「おまち」のにぎわい創出に向けた新たな取り組みです。静岡市の商店街では、6月末から土日の歩行者天国を平日に拡大することになりました。人が中心の街づくりに期待を寄せています。
<植田麻瑚記者>
「平日でも人通りの多い紺屋町名店街です。ここパルコ前から国道1号沿いまでのおよそ170mが平日も歩行者天国になります」
JR静岡駅前に広がる紺屋町名店街です。歩行者天国となるのはパルコ静岡店前から国道1号までの約170m。現在、土日祝日はスクランブル交差点から歩行者専用道路となっていますが、6月30日から一部区間を平日へと拡大するのです。
<静岡紺屋町名店街 山路正史副理事>
「人はやっぱり減りましたよね。コロナ禍前から街中は少しずつ減っていまして、一番多い時の半分くらい」
商店街では2008年に「人が、まんなか。」をコンセプトにしたまちづくりプランを策定し、人を呼び込むため静岡市と連携して歩行者天国の実験を行ってきました。もともと車通りはまばらで、国道1号に直接抜けることができない不便な道路ともされていることに加え、放置自転車などの対策が進んだことで、今回、駅前の商店街としては初めて平日の歩行者天国に踏み切りました。
<静岡紺屋町名店街 山路正史副理事>
「店員と応対しながら物を買うというよりも、インターネットで買ったり生活習慣が変わってきたことが少しずつ影響している。商売の売り上げを上げるというよりも、街に人を呼ばないと始まらないので」
専門家は今回の取り組みについて「人が来るための器を整備したことにすぎず、今後どう活用していくかが重要だ」と話します。
<静岡経済研究所 玉置実主席研究員>
「実際にあそこに来て何が楽しめて何が買えるのか。新しい店をつくったり進出をしてもらってさらに魅力を高めていくことが重要」
静岡商工会議所の調査では、JR静岡駅周辺や呉服町など葵区の58地点の2022年度の総通行量は、コロナ禍前の9割近くまで回復したことが分かっています。駅前には大型店が乱立していますが、商店街は取り残されないようリニューアルオープンをしたりイベントを企画したりして街を活性化させたい考えです。
<静岡紺屋町名店街 山路正史副理事>
「ここ1~2か月でかなり人が戻ってきた感じがするので、買い物だけじゃなくて街に出るという楽しみがあればいい」
商店街全体の価値を高め、再び、活気あふれる『おまち』を目指します。
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