ウクライナと国境を接するロシア西部の州知事は「ウクライナ軍の砲撃で8人が負傷した」と発表しました。この攻撃をめぐり、ウクライナ側で戦うロシア人部隊とされるグループが関与を表明しています。

ロシア西部ベルゴロド州のグラトコフ知事は1日、SNSを通じて「ウクライナ軍から絶え間ない砲撃があり、8人が負傷した」と発表しました。そのうえで、「ロシア領内に敵は侵入していない。ロシア軍やFSB=連邦保安局が対応している」としています。

この攻撃をめぐり、ウクライナ側で戦うロシア人部隊とされる「ロシア義勇軍」など2つのグループが関与を表明しています。

これらのグループは先月22日にもベルゴロド州に侵入し、大規模な戦闘があったとみられ、ロシア国防省は「テロリスト70人以上を殺害し撃退した」と発表していました。

グラトコフ知事は先月31日、国境近くの地域の子どもたちを避難させると表明し、第1陣の300人が隣の州に避難しています。