■バレーボール ネーションズリーグ2023女子予選ラウンド第1週名古屋大会
大会5日目の3日、日本(世界ランク6位)はブルガリア(同16位)に3-0で勝利し、日本ガイシホール(名古屋市)は開幕3連勝に沸いた。
日本はこれまでの2戦と同じメンバーでスタート。第1セットは中盤まで一進一退で、お互いに流れの行き来する展開で進んだ。しかし日本は16-16から相手ミスでリードを奪うと、入澤まい(24)が高い打点から放つサーブでブルガリアを苦しめる。チャンスボールをもらって古賀紗理那主将(27)が強打を決めれば、荒木彩花(21)は冷静にダイレクトスパイクを打ち込んで連続得点。これで勢いに乗ると、その後も関菜々巳(23)のサーブで揺さぶって突き放し、最初のセットを奪った。
第2セットは序盤、ブルガリアにミスが出て5-1と日本が先行。リズムをつかみたいブルガリアは、途中からリベロやセッターを含めて大幅に選手を入れ替える策に打って出る。結果的に16-9から18-15まで追い上げを許したが、日本も途中出場の和田由紀子(21)がサービスエースを決めるなど、終盤に連続得点を繰り返してセットをものにした。
第3セットは立ち上がりで古賀の攻撃が封じられ0-3と苦しんだが、林琴奈(23)が悪い流れを切ると、古賀のサーブから一気に5-3と逆転。しかし勢いに乗り切れず、お互いに連続得点を重ねながらも主導権を握ることはできない展開が続いた。
試合が動いたのは15-15から。林のスパイクでサーブ権を奪うと、荒木がサービスエースを決めてブレイク。さらに入澤と林の2枚ブロックや相手ミスでリードを広げた。ペースをつかんだ日本は安定感を発揮し、最後はこの日チーム最多14得点の井上愛里沙(28)がバックアタックで25点目。前日のクロアチア戦に続いてストレート勝ちを収めた。なおこの試合、古賀は13得点、林が11得点と続いた。
■バレーボールネーションズリーグ2023女子予選ラウンド第1週名古屋大会
日本(世界ランク6位) 3-0 ブルガリア(世界ランク16位)
(25-20, 25-17, 25-19)
■日本の第1セットスターティングメンバー
主将・古賀紗理那、井上愛里沙、入澤まい、関菜々巳、林琴奈、荒木彩花、リベロ西村弥菜美(23)
今大会は、出場16ヵ国が1週ごとに8チームずつ2組に分かれて各週4試合(計12試合)の予選ラウンドを戦い、上位8チームがトーナメント形式のファイナルラウンドに進出。日本は次戦、6月4日に予選ラウンド第4戦で世界ランク5位の中国と対戦する。
※世界ランキングは試合前時点