自民・公明の間で次の衆議院選挙の候補者調整が難航し、公明党が東京での選挙協力をすべて解消すると決めたことについて、菅前総理は、「東京以外に広がることがあってはならない」と改めて危機感を示しました。

菅義偉前総理
「東京は非常に残念な状況であり、東京以外に広がることがあってはならないと思ってます」

これまで公明党との“パイプ役”となってきた菅前総理は、訪問先の韓国・ソウルでこのように危機感を示したうえで、「公明党とは野党の時ですら一致して行動していた」と強調、「長い間培ってきた信頼関係を崩すことがないように意思疎通を密にしていくことが大事だ」と指摘しました。

また、衆議院解散のふさわしい時期について尋ねられると、「少子化対策や安全保障などの課題に腰を据えて取り組み、結果を出すことが最優先ではないか」と述べました。