台風2号の進路予想
米津龍一気象予報士:
まず、台風2号の最新の進路予想から見ていきましょう。

大型で強い勢力、これに関しては、30日と変わっていません。現在、宮古島の南およそ290kmつまり沖縄の南に位置してる状況となります。
そこから進路を北寄りに進めまして、東の方へカーブしてくる形となるんですね。

この進路でいきますと、日本の南を通る可能性が高いので、山梨県内に台風の直接的な影響はなさそうなんですが、間接的な影響が出てきそうなんです。
梅雨前線の南側では大雨のおそれ あさって6月2日〜3日の予想
あさって2日、金曜日の朝の予想天気図です。

台風がこの梅雨前線の南にある形となっていまして、この梅雨前線に向かって非常に湿った空気、雨雲のもとをどんどん運んでくるんですね。
そうなりますと、この梅雨前線の活動をより刺激する形となりまして、特にこの梅雨前線の南側では、大雨のおそれがあるんですね。非常に危険な状況となります。

さらに、3日土曜日の朝も見ていきますと、梅雨前線はやや南下する形となります。

しかし、台風から、この前線が離れていても、非常に湿った空気を送り込んでいきますので、土曜日にかけて大雨のおそれが山梨県にありそうなんです。
雨のピーク時間帯(山梨)
では、具体的にどの時間帯が大雨のおそれがあるかというのを見ていきますと、雨のピーク時間帯ご覧ください。

まず、あす6月1日木曜日の夜から雨が降り出してくる予想となっていまして、特に雨脚が強まるピークとなりそうなのが、あさって2日金曜日夜から3日土曜日の朝にかけてとなりそうです。
もしかしたらこのピークの時間は、早まる可能性もあります。ですから、特に雨の量が多くなりそうなのが、富士五湖や峡南とみていますけども、場合によっては警報級の大雨となるかもしれません。
大雨への備え
そうなりますと、ぜひ皆さんにやっていただきたいのは、明日、6月1日の日中のうちまだ穏やかですから、雨の備えをお願いしたいんです。

まず、そもそも自分が住んでいるところやいる場所というのが、危険なのかどうかというのを確認いただきたいと思います。もし危険な場所だということであれば、この避難場所や避難経路の確認、ハザードマップでお願いします。
そして、側溝や排水溝の掃除というのは、葉っぱなどがたまっていて、雨が降ると、道路が冠水するおそれがあるんですよね。ですから日中雨は降りませんから、明日6月1日のうちにお願いできればと思います。
そして、台風や梅雨前線の位置の情報というのはまだ変わる可能性がありますので、最新の気象情報をこまめに確認するようにお願いします。