去年8月、宮崎県日南市で、大麻のようなものを譲り受けたとして麻薬特例法違反の罪に問われている元鹿児島県警の警察官の初公判が開かれ、被告は起訴内容を認めました。
起訴されているのは、元鹿児島中央警察署地域課の巡査、吉松紘大被告(24歳)です。
起訴状によりますと、吉松被告は、去年8月、日南市内で大麻のようなものおよそ3.2グラムを有償で譲り受けたとして麻薬特例法違反の罪に問われています。

宮崎地裁で開かれた31日の初公判で、吉松被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。
このあと、検察側は、「警察官という立場でありながら大麻を使用したことは社会的な影響が大きい」として、懲役6か月を求めました。

一方、弁護側は、反省しているなどとして執行猶予付きの判決を求めました。
この後の最終陳述で、吉松被告は「当時、警察官でありながら大麻を使用したのは許されないこと。信頼を少しでも取り返すため頑張っていきたい」と述べました。

判決は、6月14日に言い渡されます。