「異次元の少子化対策」の財源をめぐり、一部を社会保障費の歳出カットで賄うという政府案に自民党内から異論が相次ぎました。

政府が6月にとりまとめるいわゆる「骨太の方針」の骨子案をめぐって、29日、自民党で会合が開かれました。

少子化対策の財源をめぐっては、政府からはその一部を社会保障費の歳出カットで賄う案がでています。

これについて参加した議員からは、▼「社会保障費の歳出削減の余裕はない」、▼「賃金が上がらず、医療関係者が辞めていく。本当に危機的な状況だ」などと異論が相次いだということです。

今後、自民党はさらに議論を重ね、政府の「骨太の方針」に反映させる見通しです。