28日午前、岩手県一関市で、わなにかかったクマを駆除しようとした猟友会の男性が、わなを壊して逃げ出したクマに襲われけがをしました。命に別状はありません。

 警察によりますと28日午前9時半ごろ、一関市大東町の山林で、イノシシ用のわなにかかったクマを地元の猟友会が猟銃を使って駆除しようとしていたところ、メンバーの小山新一さん(73)が暴れたクマに右手をかまれたほか、頭を引っかかれけがをしました。
 わなはワイヤーで動物を捕えるタイプのもので、小山さんが猟銃を撃ったところ、わなを引きちぎって逃げたクマに襲われたということです。小山さんは病院に運ばれましたが、命に別状はないということです。
 クマはその場にいた別の猟友会メンバーによって駆除されました。クマは体長1.2メートルほどの成獣とみられています。