旧ソ連諸国の首脳が集まった会議で、アルメニアとアゼルバイジャンの両首脳が係争地をめぐり、ロシアのプーチン大統領の目の前で口論しました。
ロシアのモスクワで25日に行われた「ユーラシア経済同盟」首脳会議の席上で、アルメニアのパシニャン首相とアゼルバイジャンのアリエフ大統領が係争地ナゴルノカラバフをめぐり口論となる一幕がありました。
プーチン大統領が間に入り、その後、ナゴルノカラバフ問題を協議するため、プーチン氏を交えた3者会談が行われましたが、副首相レベルで協議を続けることで合意するにとどまっています。
プーチン氏は旧ソ連圏を勢力圏とみなし、ナゴルノカラバフ問題でも仲介役として存在感を示したいものとみられますが、現地で散発的な衝突が続くなど情勢が安定しない中、欧米も両国を仲介する姿勢を示しています。
一方、カザフスタンのトカエフ大統領は24日のユーラシア経済同盟の会合で、ロシアと連合国家を形成するベラルーシに戦術核兵器を配備する動きをめぐり「いまや核兵器まで共有しようとしている」と述べ、カザフスタンとしては一定の距離を置く姿勢を示しています。
注目の記事
「やっと技術が認められた」従業員約70人の町工場が開発 量産可能な最高水準の緩み止め性能のボルト 【苦節21年の道のり 開発編】

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

パンや味噌汁でもアルコールを検知してしまう?飲酒してなくても摘発されてしまうのか 警察に聞いてみた

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開

3年で20本が切断…台湾「海底ケーブル」が直面する脅威と中国の影 最前線・沿岸警備隊パトロールに日本メディア初密着【後編】









