厚生労働省は感染症の「サル痘」の名称を、「エムポックス」に変更したと発表しました。

「エムポックス」=「サル痘」は去年、欧米などを中心に感染が拡大したウイルス性の感染症です。

サルからウイルスが発見されたことから、英語で「monkeypox(モンキーポックス)」、日本では「サル痘」との名称が使われてきましたが、WHO=世界保健機関は去年11月、動物への偏見や、差別的な表現に使われていることなどから、「mpox(エムポックス)」という名称を使うよう推奨しました。

これを受け厚労省もきょう、カタカナ表記で「エムポックス」に変更すると発表しました。

日本国内では去年7月に初めて感染者が確認され、今月21日時点で163人の感染が確認されています。