静岡県沼津市で計画中の焼却炉の建設に反対する市民が公金支出の差し止めを求めた裁判が5月25日、静岡地方裁判所で始まり、沼津市側は争う姿勢を示しました。
訴えを起こしたのは、焼却炉の計画に反対する沼津市民59人です。
訴状によりますと、現在の焼却炉が稼働する前の1974年に住民側と沼津市が交わした覚書では、「新設しない」と約束したにも関わらず、新たな焼却炉を計画しているのは違法だと訴え、整備事業費1億300万円の差し止めを求めています。
25日、静岡地裁で開かれた第一回口頭弁論で沼津市側は争う姿勢を示し、「覚書は暫定的な表現にとどまっている。約50年前の覚書が未来永劫、後世の市長を拘束するのは不合理」などと主張しています。
原告側は「裁判で実現したいのは沼津市が覚書で約束したことを真摯に受け止めてもらうこと」などと意見陳述をしました。
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