岸田総理の長男で総理秘書官を務める翔太郎氏が、総理公邸で忘年会を開いた際の写真が週刊誌で報じられたことについて、松野官房長官は「適切さを欠くもの」と述べ、岸田総理が厳しく注意したと明らかにしました。

松野官房長官
「今回の報道にあるような行為は適切さを欠くものであると認識しています」

きょう発売された週刊文春には、去年暮れに翔太郎らが総理公邸で忘年会を開いたとして、赤じゅうたんが敷かれた階段で、組閣の時の記念撮影を真似たような写真や親族と見られる人物が寝そべる写真などが掲載されています。

松野官房長官は、「今後このようなことがないよう、総理公邸の適切な使用・管理を徹底してまいりたい」と述べた上で、岸田総理が翔太郎氏に対し、厳しく注意したと明らかにしました。

ただ、翔太郎氏を更迭などはしないということです。

野党からは。

立憲・蓮舫参院議員
「これはやり過ぎではないんだろうか。親族を優先するということをやってはいけない立ち位置の人だと思っています」

翔太郎氏を巡っては、今年1月に岸田総理の外遊に同行した際、公用車を使って観光していたとの週刊誌報道があり、野党が国会で厳しく追及していました。