香川県高松市の新屋島水族館に新たな仲間が誕生しました。四国の水族館で飼育されているバンドウイルカとしては初めて赤ちゃんが生まれ、すくすくと育っています。

母親に寄り添うように泳ぐ、バンドウイルカの赤ちゃんです。新屋島水族館では初めてという赤ちゃんイルカの誕生で、生まれてまもなく七色の虹が出ていたことなどから「ナナ」と名付けられました。現在の体長は1メートル20センチほどで、母乳を飲んですくすくと育っています。

(古川豪太記者リポート)「母親イルカの下に赤ちゃんが潜り込んでお乳を飲んでいるようですね。でも一瞬です」

(イルカの飼育員 木谷海友さん)
「ここに赤ちゃんが、そこからお乳が(【画像参照】)。そうですね1時間に1回みられたらいいかなぐらい。生まれた直後はけっこう長い間飲んでいたんですけど」

「ナナ」が生まれたのは4月30日でした。

ナナちゃん 誕生の瞬間

(イルカの飼育員 木谷海友さん)「あー、出ました。出ました」

生まれた直後から母親にぴったりと寄り添うように泳いでいたという「ナナ」。今も離れるのは母親が餌を食べているときだけです。

その間も母親の周りをぐるぐると泳ぎます。子育てに影響しないように、まだ公開はされていませんが、ときおり水面から顔をのぞかせては多くの人に見てもらえる日を待っています。

(イルカの飼育員 木谷海友さん)「私たちスタッフも初めてイルカの赤ちゃんを見るぐらい。とても貴重な体験なので、『ナナ』ちゃんの成長も楽しみにしていただけたら」

新屋島水族館の新たな仲間、赤ちゃんイルカの「ナナ」。来月 6月10日から一般に公開される予定です。