愛媛県の伊予鉄道は25日、路面電車による人身事故を想定した訓練を、警察・消防と合同で実施し救助の手順などを確認しました。
25日の訓練は、伊予鉄道と警察それに消防の職員あわせておよそ60人が参加し、走行中の路面電車が、道路を横断中の歩行者と接触したという想定で行われました。
中では、通報を受けて駆けつけた警察官が、乗務員と協力しながら乗客を車両の外に誘導。一方、消防隊は車両の下に巻き込まれた負傷者の救出にあたります。
そして連携の取れた迅速な対応で、ジャッキアップを使って車両を浮かせ、負傷者に見立てたダミー人形を救い出しました。
(伊予鉄道・毛利圭蔵鉄道部長)
「まずは人命救助、二次災害の防止、そして早い運行再開をするためには、警察・消防と連携することが必要」
伊予鉄道が警察や消防と合同で訓練を行うのは今回が初めてで、今後も定期的に実施していくということです。
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