環境保護が叫ばれる中、SDGsを推進する静岡市はごみの分別方法を大きく見直す方針です。これまで「燃えるごみ」と一緒に回収されていたプラスチックごみについて、市民に分別をお願いすることを検討しています。新たな手間がかかることに静岡市民の反応は?

<滝澤悠希キャスター>
「静岡市内の清掃工場です。市内各地の燃えるごみがこちらに集積されていますが、かなりの量ですし、種類もさまざまですね」

静岡市の家庭から年間約13万トン発生している燃えるごみ。静岡市ではペットボトル以外のプラスチック類を「燃えるごみ」として回収していて、その量は燃えるごみ全体の約2割です。このプラスチックごみについて静岡市は新たな取り扱いの検討を始めました。

<静岡市ごみ減量推進課 萩原竜也参事>
「静岡市にとって最適なプラスチックのリサイクルについて方法を示したい」

近年、環境問題への関心が高まる中、これまで焼却処分していたプラスチックごみをリサイクルの資源として活用するため、燃えるごみとは別に回収しようというのです。

<静岡市ごみ減量推進課 萩原竜也参事>
「複数のパターンでシミュレーションしたところ、可燃ごみとして処理するよりも、環境面において一定の効果があるという評価を得ることができた」

実は静岡県内で現在、プラスチックごみを分別回収していないのは静岡市と南伊豆町だけ。ほかの自治体では分別が当たり前の状況です。

藤枝市に住む渡邊さんの家族です。藤枝市では19年前からプラスチックごみの分別をルール化していて、家には燃えるごみとは別にプラごみ用のごみ箱もあります。

<渡邊泰嗣さん(13)>
「めんどくさいはあるんですけどやんなきゃいけないっていうか、分別した方が環境にいいとか聞きますし、習慣としても身についている感じです」

では、集まったプラスチックごみは、その後どうなるのでしょうか?

<環境のミカタ総務部 田中健吾部長>
「家庭から集まったプラスチックをこちらの機械でリサイクルしています」

焼津市にあるリサイクル会社には、藤枝市と焼津市内から出た1日約1.5トンのプラスチック製品が集まります。家庭から出されるプラスチックには、さまざまな物質が混ざっています。そのため新たなプラスチック製品に生まれ変わるよりも、燃料として再利用されることが多いといいます。

<環境のミカタ取締役 辻智成業務本部長>
「CO2の削減にもつながりますし、環境に優しい製品となっています」

確かにプラスチックごみの再利用は環境に優しい取り組みですが、静岡市民は分別の手間が増えることになります。市民の反応は…

<静岡市民>
「元々東京に住んでいたので、分別することが当たり前だったので、そんなに抵抗はない」
「度合いによる。どのくらいの負担になるのかやってみないと分からない」
「手間は増えるようになると思うが、必要なことであればしなければならない」

ごみ収集のあり方について大きくかじを切る方針の静岡市ですが、プラスチックごみの分別・回収方法は検討中で、スタートする時期についてはまだ決まっていないとしています。