岩手県北上市に工場を置く半導体メーカーのキオクシア岩手と花巻温泉は、災害時に温泉側が工場の従業員の生活をサポートする協定を結びました。

 23日花巻温泉が経営するホテルで調印式が行われ、キオクシア岩手の柴山耕一郎社長と花巻温泉の安藤昭社長が協定書に調印しました。
 協定では大規模な災害が発生するなどして工場が被害を受けた際、花巻温泉がその復旧に当たる従業員に宿泊や食事などのサービスを提供します。
 記憶媒体・フラッシュメモリの世界的シェアを誇るキオクシア岩手では、現在2000人を超える従業員が働いています。
 柴山社長は「有事の際は世界中から支援を受ける形になる。この協定はその第一歩となる」と述べ、感謝していました。