東京電力は22日、柏崎刈羽原発6号機に関する書類80枚を一時紛失したと発表しましたがその後、79枚が見つかっていたことが分かりました。1枚はいまだに行方が分からないということです。

東京電力によりますと、20日に地域住民から「柏崎刈羽原発6号機に関する書類を拾った」と申し出があり社内で確認をしたところ、19日に20代の社員がテレワークをするために、6号機に関する書類80枚を持ち出してバスで帰宅したということです。
その後社員は、自宅で自家用車の中から荷物を取り出す際に車の屋根の上に書類を置き、その事実を忘れたまま車を走らせてしまったということです。
社員は届け出を受け、自宅から車で走った経路を戻り書類を一部回収し、その後も柏崎刈羽原発の所員らが書類を回収しましたが、いまだに1枚の行方が確認できていないということです。
この書類は外に持ち出し可能なものでしたが、持ち出す際に必要な所属長の許可は得ていなかったということです。
持ち出した書類は、火災防護や溢水防護に関する内容が記載されているもので、核物質防護や原発の安全にかかわる重要な情報や、個人情報などは載っていないとしています。

東京電力は、社員と上司に対し厳重注意をするとともに、再発防止に努めたいとしています。
この件について、新潟県柏崎市の桜井雅浩市長は「核セキュリティ上の重要情報でなかったことは不幸中の幸いだが、“うっかり”を防ぐシステムが機能しておらず、柏崎刈羽原子力発電所の再稼働を東京電力に委ねてよいかどうか不安を感じはじめている」という内容のコメントを発表しています。














