開催中のG7サミットに出席するためウクライナのゼレンスキー大統領が1時間ほど前、広島に到着しました。ロシアによる軍事侵攻が続くなか、遠く離れた日本で、何を訴えるのでしょうか。

きょう午後3時45分ごろ、広島空港に到着したフランス政府機。前日、中東サウジアラビアに滞在していたウクライナのゼレンスキー大統領を乗せています。

記者
「ウクライナのゼレンスキー大統領が、飛行機から降りてきます」

いつものカーキ色の服をまとったゼレンスキー氏はタラップを足早に降り、車に乗り込みました。

到着直後には自身のSNSに「日本、G7、ウクライナのパートナーと友人との大切な会談です」「きょう、平和はより近くなります」と投稿しました。

到着前から空港周辺では多くの警察官が配置され、厳重な警備態勢が敷かれていました。

外務省によりますとゼレンスキー氏は、あす、G7首脳の間で開催されるウクライナに関するセッションに参加。ほかの招待国の首脳も交えた会合にもゲストとして臨むほか、岸田総理との首脳会談も行われる予定です。

また、政府関係者によると滞在中にアメリカのバイデン大統領とも会談するほか、原爆資料館も訪れる方向で最終調整が進められているということです。