ウクライナのゼレンスキー大統領はアラブ連盟の首脳会議で、外交面で中立に近い立場を取ってきたアラブ諸国に対し、「我が国と直接協調してほしい」と述べ、ウクライナ支援を強く呼びかけました。
ウクライナ ゼレンスキー大統領
「ウクライナ人がこの戦争を選択したのではない。あなたたちには、第三国の仲介なく我が国と直接協調してほしい。私は、ここにいる誰もが自国の三分の一を侵略者に明け渡すことを認めるはずはないと確信しています」
19日、サウジアラビア・ジッダでアラブ連盟首脳会議に出席したウクライナのゼレンスキー大統領は、これまで外交的に中立に近い立場を守ってきたアラブ諸国に対し、ウクライナへの支援を強く訴えました。
ロシアによる侵攻後、軍事的支援を行わず、ウクライナへの支持を明確にしていない国への訪問は初めてとみられます。
サウジアラビアを含む湾岸の産油国はこれまで、原油の大幅減産を行い、原油高をけん引したことで、産油国のロシアに恩恵をもたらしてきただけでなく、中東地域の国はロシア産穀物の輸入に依存する国も多いため、外交面では欧米の対ロシア包囲網から一線を画してきました。
首脳会議で直接支援を訴えることで、ゼレンスキー大統領にはアラブ諸国の取り込みを図りながら、ロシアを強くけん制する狙いがあるものとみられます。
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