高知県立牧野植物園に新たな施設が完成し、20日から開放されます。そこはまさに“オープンな研究室”。研究を間近で「見て」、「体験できる」交流の場となりそうです。

20日、牧野植物園にオープンする「植物研究交流センター」は、温室と正門の間に新たに設置された「中門」から入ってすぐの施設です。もともとあった研究施設の耐震性を高めるために、1年半、総工費およそ12億円をかけてリニューアルしました。

最大の特徴は、“オープン”な研究室!県民にもっと植物への興味を持ってもらいたいという思いから、園が進めている研究の一部を来園者に公開します。

最大の特徴は“オープン”な研究室!

1階では、医薬品や化粧品の原料となる植物エキスの研究などを見学できるほか、子どもたちが園内の植物を観察したり、植物を学ぶ体験教室が開かれたりする『キッズラボ』もあります。

子ども向けのキッズラボも

2階は非公開ですが、園と共同研究を進めている「小林製薬」の研究者が常駐し、より効率よく研究できるようになりました。

膨大な数の植物のサンプルを持ち、さらに研究施設を備えた植物園は、全国でも有数だと言います。

3階には、牧野博士ゆかりのアイテムやオリジナルグッズを集めたショップと・・南園を一望できるレストランが!県産食材をふんだんに使った彩り豊かな料理を堪能しながら、緑いっぱいの景色に癒されることまちがいなしです。

ランチメニュー アクアパッツァ 2100円(税込) ハンバーグランチ 1400円(税込)
緑いっぱいの景色に癒されることまちがいなし

(牧野植物園 川原信夫 園長)
「植物の楽しさ・おもしろさを感じてもらって、より植物に興味を持っていただく、“第2、第3の牧野博士”を育てていく、人材育成の一環として活用できれば」

「植物研究交流センター」は20日オープンで、午前10時からセレモニーが行われるほか、子どもたち向けのイベントも開かれます。