高知市出身のプロバレエダンサーが子どもたちにバレエダンスを指導しました。バレエ教室の垣根をこえ、11月に、合同で公演が行われることになっています。
17日、高知県立美術館のホールで開かれたバレエのワークショップ。主催したのは、高知市出身のプロバレエダンサー、豊永太優さん(30)です。5歳からバレエを始めた豊永さん。プロのバレエダンサーになりたいと16歳で単身アメリカに留学しました。帰国後、コンクールで数々の賞を受賞し、関西を拠点に、プロとして全国で活躍しています。2021年、高知で開催された舞台に参加したのをきっかけに、地元・高知でバレエをする意義に気づいたといいます。
(豊永太優さん)
「高知のお客さんの温かさだったり、人の温かさをすごい感じて、自分はこういう素晴らしい環境で育ってきたんだなと思って、何か自分が恩返しできないかなと。(子どもたちが)作品の中で日本のトップダンサーたちと同じ目線で、作品と一緒に皆さんが育っていったらなと思い、プロジェクトを企画しました」
ワークショップには、県内の4つのバレエ教室から、合計56人が参加しました。今後、リハーサルを重ね、11月に、それぞれの教室の垣根をこえた公演を予定しています。県内での取り組みとしては初めてだといいます。音楽に合わせて、体を動かす子どもたち。心と体をほぐしながら、豊永さんの指導を受けます。

プロダンサーからの指導という貴重な機会。子どもたちは自らが主人公のようにのびのびと踊っていました。
(参加者)
「まだまだ全然上手じゃないので、できるだけ完璧に踊れるように向上心を持って、頑張りたいと思います」
「舞台でレッスンすることが結構少ないので、舞台でレッスンできることがすごく楽しかったです。海外で活躍できるプロバレエダンサーになること(が夢です)」
(豊永太優さん)
「11月23日に大勢のお客さまの前で成長の場を見ていただけるような本番にしたいと思っています」
11月の公演に向けて、20回以上のリハーサルが行われることになっていて、今後、技術的な指導が本格化するということです。














