高知県越知町の小学生たちが完成間近の国道のバイパスを見学しました。普段できないような体験に子どもたちは大満足です。

越知小学校の3年生たちが訪れたのは国道33号の越知道路です。全長4キロの越知道路は山沿いを通っていて土砂崩れや落石の危険があることから現在、一部の区間でバイパスの建設が進められています。19日は土佐国道事務所と県が合同で、完成間近の道路に興味を持ってもらおうと地域の子どもたちを招いて見学会を行いました。

見学会では開通前の道路ならではのイベントも!

トンネル内に「祝・開通」の文字が切り抜かれたプレートが置かれ、なんと道路にお絵かきができるんです。

色とりどりのチョークを使って、最初はプレートに合わせて夢中で色を塗っていたのですが・・・

さすがは子どもたち。枠にはまらない自由な発想でプレートの外にもからふるなイラストを描きました。

また、工事の際に使用する高所作業車にも乗り、日ごろできない体験に大満足のようでした。

(児童)
「チョークで絵を描いて、よコジローと一緒に手をつないでうれしかったです」
「高い乗り物に乗ってトンネルを高いところまで丸く削っているのがよく感じられた。みんなが喜んでもらえるようなすごい道路になってほしい」

(土佐国道事務所 西山雄祐 設計係長)
「子どもたちの思い出に残ったかなと思います。道路を利用する際に、きょうのことを思い出して親しみを持って利用してほしい」

国道33号・越知道路のバイパスは6月10日に開通する予定です。

(越知小学校の児童たち)
「越知町に来てねー」

「越知町に来てねー」