「被爆県の県民感情を逆なでするもの」反対派団体は出港まで抗議活動

抗議集会のコール:「ニミッツは出ていけ~、ニミッツは出ていけ!」
一方、ニミッツの佐世保寄港に対し、労働団体や平和団体などが入港に合わせ抗議集会を開きました。

参加者は「ニミッツの艦載機の中には核爆弾を搭載可能なものもあり、被爆県・長崎に入港するのは、県民感情を逆なでするもの」だと主張。
出港するまでの間、抗議の座り込みやデモ行進などを計画しています。

佐世保地区労・山口 原由 事務局長:「動力が何より原子力であるということは大きな問題でありますし、戦争の道具でしかないものが、この佐世保に入ってくるということに、私たちははっきりと反対の声を上げていかなければならない」

原子力艦船が入港できる港は日本に3か所しかありません。
圧倒的な攻撃力を持つ原子力空母の寄港地として、佐世保基地の役割はますます重要になるとみられます。

空母『ニミッツ』は今月23日に佐世保を出港する予定です。