アユ釣りの解禁を3日後の5月21日に控えた静岡県東部の清流・狩野川。しかし、川や河川敷などにゴミを捨てる不法投棄が後を絶たず、行政は頭を悩ませています。
<沼津河川出張所 下田貴之所長>
「こういうのですよね。これは明らかに『家庭ゴミ』、持ってきたゴミですね」
Qプラスチックのカップですね?
「あと割り箸」
Q.これキャンプなどで使う燃料じゃないですか?
「そうですね、これはそうですね」
沼津市などを流れる狩野川の支流・黄瀬川を訪ねると、すぐに不法投棄の現状が確認できました。
<沼津河川出張所 下田貴之所長>
Q.ここはいつもこういう小さなものが捨てられる場所ですか?
「こういうもの、機械の部品みたい、車の部品ですね。大きなものですよ」
<金原一隆記者>
「そこまで車で持ってきて、下りてきて、どんと置いて帰ってしまうと。どうしようもないですね」
天城山に始まり、伊豆半島を46km流れて駿河湾にそそぐ狩野川。流れが穏やかで、足のつけられる水辺が多いのも狩野川の魅力です。この環境に乗じて、こっそりとゴミを捨てる不届き者が後を絶ちません。
<金原一隆記者>
「レジ袋に食べ物や飲み物の容器を詰めて、袋をしばったもの」
<沼津河川出張所 下田貴之所長>
「明らかに人が捨てたもの。人目につかないこの場所は特に多いです」
大量のタイヤに…粗大ゴミとして捨てるべき自転車…家電ゴミとして処分するべき冷蔵庫…。2023年3月までの1年間で、狩野川を管理する沼津河川国道事務所に寄せられた不法投棄の報告は171件にのぼります。多いのは、ペットボトルや缶、雑誌などの「家庭ゴミ」。タイヤ、マットレス、自転車といった「粗大ゴミ」が続きます。
21日のアユ釣りの解禁を前に狩野川沿いの伊豆市など6市3町で清掃活動を行いました。あっという間にゴミ袋が山積みになりました。
<沼津河川出張所 下田貴之所長>
「国土交通省としては、不法投棄を見つけたら警告看板を立てたり、札を貼って対策をしているが、行政が処分するしかないのが現状」
46kmある狩野川に監視カメラを設置することは難しく、看板で一人一人の良心に訴えるしかないのが現状です。
不法投棄には5年以下の懲役、もしくは1000万円以下の罰金といった重い処罰が課せられます。沼津河川国道事務所は不法投棄を見つけたら、警察や自治体に通報してほしいと呼びかけています。
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