ジャニーズ事務所に所属していた男性が創業者のジャニー喜多川氏から性被害を受けたと告発していることを受け、立憲民主党の安住国対委員長は今国会中に児童虐待防止法を改正すべきだと自民党に提案しました。

立憲民主党 安住淳 国対委員長
「政治のできる最大限は法改正。そのためには、現状で言えば、自民党を動かすしかないから」

きょう午後、立憲民主党の安住国対委員長は自民党の高木国対委員長と会談し、同様の被害を防ぐために、今国会中に超党派で児童虐待防止法を改正すべきだと自民党に提案しました。

現行法では、「保護者」に限定されている虐待の加害者に「地位に基づく影響力を児童に対して有するもの」を追加するなどして、法律の適用範囲を広げたいとしています。自民党の高木国対委員長は、法改正に前向きな考えを示したということです。

この問題をめぐっては、ジャニー喜多川氏から性被害を受けたと告発した元ジャニーズJr.のカウアン・オカモトさんと橋田康さんが16日、立憲民主党のヒアリングに出席し、同様の被害を防ぐため、法改正を求めていました。