G7広島サミットがあす開幕するのを前に、岸田総理はアメリカのバイデン大統領との首脳会談に臨んでいます。岸田総理はサミットの成功に向け、日米の連携を呼びかけました。

岸田総理とバイデン大統領の首脳会談は、午後6時から始まりました。

岸田総理
「サミットでは、日米ともに掲げる法の支配に基づく、自由で開かれた国際秩序を守っていくというG7の揺るぎない意思を示したい」

あす開幕するG7広島サミットでは、▼ウクライナ情勢や、▼核軍縮・不拡散、▼それにロシアによるウクライナ侵攻で深刻な問題となっているエネルギーや食料など世界が直面する様々な課題について議論する予定で、両首脳はサミットの成功に向け、議論の論点について、最終的なすりあわせを行っています。

また、海洋進出を強める中国への対応など、安全保障協力などについても意見を交わし、日米同盟の強化を確認するものとみられます。

この他、日本はAIを含む最先端技術の研究を行う大学を誘致し、人材育成にあたるプロジェクト「スタートアップ・キャンパス構想」を新たな成長戦略の柱と位置づけていて、岸田総理は「マサチューセッツ工科大学と共同で検討を開始しており、構想の具体化を強力に進める」と明らかにしました。