香川県まんのう町で、国の特別天然記念物のコウノトリが巣をつくり、卵が孵化している可能性があることがわかりました。雛が生まれていれば香川県では初となります。
(古川豪太記者)「電柱の上にある巣の中で、コウノトリが下を向いて何か餌を与えているようにも見えます。巣の中には孵化して間もない雛がいるということです」

香川県まんのう町の田園地帯で、コウノトリのつがいが巣をつくり始めたのは3月ごろ。飛び立っては田んぼなどで餌をとる様子が見られます。巣の中を見ることはできませんが、今月中旬ごろから一度食べた餌を吐き出し、与えるような行動を取るようになったことから雛が生まれたとみられています。

まんのう町によりますと、香川県でコウノトリの雛が生まれたのは初めてということです。
(地元の人)「コウノトリだから縁起がいいですよね。雛が巣立つところとか見てみたい」
雛が巣立つのは7月以降と見られていて、まんのう町は「近寄らずにそっと見守ってほしい」と呼びかけています。