新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが「5類」に引き下げられたことに伴い、福岡県で初めて「定点把握」による感染者数が18日に発表されました。1医療機関あたり2.40人でした。
◆「定点把握」198か所

新型コロナの感染者数は「5類」移行に伴い、1日ごとにすべての感染者数を発表していた「全数把握」から、指定された医療機関の報告をもとに週に1回発表する「定点把握」に変わりました。
福岡県が指定した定点把握の対象となる医療機関は198か所で、18日午前11時に「5類」移行後初めて結果を発表しました。
◆福岡県1医療機関あたり2.40人

5月8日から14日までの感染者数は475人で、1医療機関あたり2.40人でした。福岡県は今後、この数字をもとに感染状況に注意していくと話しています。
一方、同じ期間でのインフルエンザの感染者数は236人で、1医療機関あたり1.19人でした。インフルエンザは、1医療機関あたり10人で注意報レベル、30人で警報レベルに設定されていますが、新型コロナの基準値はまだ国が設定していません。
福岡県医師会は、これまでの数字とは単純比較はできないとした上で「感染状況をいち早く察知して対応することが重要」としています。














