海の安全を守る仕事を学ぼうと、高知県四万十市の中学生、3人が3日間の日程で海上保安署の業務を体験しています。

土佐清水海上保安署で職場体験をしているのは四万十市立中村中学校3年の男子生徒、3人です。3人は、16日業務内容の説明を受け、巡視艇に乗り込んで船内見学などを行いました。17日は高知海上保安部が管理している四国最南端の足摺岬灯台を見学。中の階段を上ってデッキに立ち、景色を眺めたり、航路標識としての灯台の役割りなどを教わったりしました。

この後、3人は巡視艇が停泊している桟橋でロープの結び方を学んだほか、酸素マスクとボンベの装着を体験しました。この装備は空気が薄い船底の部屋や、有害ガスや煙が想定される場所で捜索を行う場合などに使います。

「結構重くて、息苦しさというか、慣れないことが多くて動きづらそうだなと思いました」
「海の上をパトロールするだけかと思っていたけど、救助をしたり大変な仕事やなと感じました」
「将来、海上保安官になりたいと思ってます。覚えることが多いかな。お父さんと船で行った時に手伝いたいです」

3人は、18日環境を調べるための簡易の水質検査や、捜査の一環、指紋の採取を体験するということです。