福岡県北九州市の市営住宅でコンクリート片の落下が相次いで見つかったことを受け、市は緊急の目視点検を実施しました。その結果、2つの市営住宅で計40か所を超える異常が見つかり、市は速やかに応急処置をするとしています。
◆窓枠から約1.7キロのコンクリ片

RKB浅上旺太郎「コンクリートが落下した団地では、双眼鏡や目を使って、外壁にひびが入っていないか点検をしています」
今月15日、北九州市八幡西区の市営住宅「本城西団地」で、4階の窓枠から重さ約1・7キロのコンクリート片が地面に落下していると入居者が市に通報しました。また、同じ日には小倉北区の市営住宅、「下富野第三団地」でもおよそ50グラムのコンクリート片が落下していると入居者から市に通報がありました。
◆目視点検で次々と“異常”見つかる

相次ぐ落下事故を受け、市は16日から2つの団地のすべての棟を急きょ目視で点検しました。その結果、八幡西区の「本城西団地」では42か所で異常が見つかったほか、小倉北区の「下富野第三団地」でも7か所で異常が見つかったということです。市は速やかに業者を手配し、コンクリートをたたき落として保護材を塗るなど応急処置をするということです。
市住宅保全活用担当課長・村上安伸さん「入居者からもうここ危ないよなどの指摘があれば、すぐに現地確認の上で対応していきたい」














