1人の保育士が担当する子どもの数、いわゆる“配置基準”をめぐって、保育士らで作る団体が会見を開き、基準の見直しを求めました。

国による保育士の配置基準は、子どもの人数に対して必要な保育士の人数を定めているもので、4歳児と5歳児では保育士1人につき30人などとされています。

厚労省できょう、保育士らで作る団体が会見を開き、「今の配置基準で働き続けるのは難しい」として、基準の見直しを求めました。

愛知県の保育園で働く保育士
「子どもの、先生みてみて、先生あのねという声に『ちょっと待っててね』と後回しになってしまい、子ども一人一人の気持ちに応えることが難しいなと思うことが多くあります。もう1人保育士がいたら、子どもの気持ちにゆっくりと寄り添える」

団体が2600人あまりの保育士を対象に行ったアンケート調査では、今の基準では▼散歩や、▼水遊びの時に「子どもの命と安全を守れない」と思う人はおよそ6割に上ったということです。