静岡県御前崎市の公園の道路に設置されていたグレーチングと呼ばれる側溝のふた約120枚が盗まれたとして、市は5月15日、警察に被害届を提出しました。窃盗被害が相次ぐグレーチングですが、重要な設備として用いられるのは理由がありました。
<野田栞里記者>
「被害に遭った御前崎市の現場です。道路沿いに続いている『グレーチング』=側溝のふたが、こちらからすっかりなくなってしまっています」
御前崎市比木の福田沢里山公園内に流れる福田沢川沿いの道路。盗難の被害にあったのは、この道路脇に設置されていた「グレーチング」約120枚です。15日午後、被害を確認したのは地元の公園管理者でした。
<福田沢保全会 高畑敏雄会長>
「ちょっと様子を見に来た時に、あれ?様子がちょっと違うなと。よく見たら(グレーチングが)なかったと」
盗まれたグレーチング1枚の長さは1m、幅は30cm。鉄製で重さは1枚あたり18kgです。被害額は約93万円に上ります。
今回の現場は地元の住民が散歩道として利用するものの、普段、人通りは少なく、防犯カメラもありません。犯人は盗んだグレーチングを鉄スクラップとして売りさばいているとの見方もあります。
4月には隣の掛川市でも100枚ほどのグレーチングが盗まれる被害が確認されていますが、なぜ、側溝のふたに鉄のグレーチングが採用されるのでしょうか?
<御前崎市建設課 村田裕佑主事>
「普通の(コンクリート製の)側溝ふたと違って排水能力が高い。山水もたくさん流れてくるのでこの(網目状の)グレーチングを選んだ。車通りもあるので丈夫。あとは加工しやすいという点で選んだ」
高い排水能力と強度を備える鉄のグレーチング。盗難被害が相次ぐとはいえ、代わりとなる設備を見つけるのも難しいのが実情です。
<御前崎市建設課 村田裕佑主事>
「残念なことだと思っている。各地でもこういった被害があるので、こういったことが今後ないように見回りの強化をしていきたい」
警察は相次ぐ盗難事件について調べを進める方針です。
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