今後、梅雨を迎え身近な土砂災害にも警戒が必要です。5月18日の朝、静岡市の小学校の裏山で土砂崩れが発生しました。

<三島乾児カメラマン>「小学校そばの丘の斜面が大きく崩れ、イチゴ農家のビニールハウスを押し潰しています」
 山の斜面に見える茶色い土砂崩れの跡。18日午前7時半ごろ、静岡市駿河区の久能小学校から「裏側の斜面が崩れている」と警察に通報がありました。
<静岡市立久能小学校 渥美鑑司教頭>「朝の6時35分過ぎくらいに出勤して、門を開けて校舎を見た時に、すぐに崩れているのが分かった」
 土砂崩れは高さおよそ15m、幅およそ5mにわたり、流れ出た土砂の一部は近くのイチゴハウスに到達していました。
<イチゴ農家>「ハウスの3棟がやられていて、一つのハウスは骨組みもやられてしまっている」
 この場所は、つい先日までいちご狩り園として営業していました。今シーズンは先週で終了していましたが、来シーズンに向けて土砂の運び出しやハウスの修復作業を急がなければなりません。
<イチゴ農家>「ハウス1棟を建てるのは安くはないので、何とかしないと」
 近所の人によりますと、17日午後9時ごろ「ドン」という大きな音がしたということで、この際、土砂が崩れた可能性があります。今後、梅雨のシーズンを迎え、市の担当者は雨が止んだ後も崖には危険性が潜んでいるとして注意を呼びかけます。
<静岡市危機管理総室 杉村晃一係長>「地形上、急傾斜地は崩れやすいので、特に雨が降った時、雨上がり等は注意が必要」
 県内には大雨などによって土砂崩れなどが起きる危険性がある「土砂災害警戒区域」がおよそ1万8000箇所あります。

 今回、土砂崩れが起きた原因について気象予報士の田中さんに聞きます。
<気象予報士 田中健太郎さん>「まずは静岡市中心部の5月の日ごとの降水量をご覧ください。注目していただきたいのは先週の金曜日から土曜日梅雨前線が停滞したことにより、2日間で129ミリの雨が降りました。5月の平年の降水量は215ミリなので2日間でおよそ半月分の雨の量となったことが分かります。これが一つのきっかけとなった可能性もあります」
 ただ週末からは数日たっていて、17日もほとんど雨は降っていませんでしたね?
<気象予報士 田中健太郎さん>「元々崩れやすかった地盤だったということも考えられます。改めて、こんな現象が起きていたら、すぐに土砂災害が起きても不思議ではないというポイント4つです。生臭い土の臭いがしたり、小石が落ちてくる、ひびが入る、崖の表面から水が流れるなどの現象に気づいたら、すぐに避難するようにしてください」