6月からの電気料金の値上げが事実上決まりました。東北電力は平均25.47パーセントの値上げで、一般的な家庭で月に2110円のアップとなります。
政府は16日の関係閣僚会議で、大手電力7社が国に申請していた家庭向けの電気料金の値上げを了承。

これを受けて東北電力の樋口康二郎社長は仙台市で会見を開き、平均で25.47パーセントの値上げとなる補正申請を行ったと発表しました。

一般的な家庭の契約モデルで月額1万142円となり2110円の値上げとなります。

樋口社長はロシアのウクライナ侵攻による輸入燃料価格の上昇などを受けて供給コストが収入を上回る状況が続いていたとして理解を求めました。

東北電力 樋口康二郎 社長】「お客様に負担をお願いするのは心苦しいが、やはり電力の安定供給という観点から苦渋の決断をしたということで理解を賜りたい」

10年ぶりとなる電気料金の値上げは6月1日から。

値上げの審査をしている経済産業省は早ければ、今週中にも正式に認可する見通しです。